店の名前でもある「クラインブルー」はニースの空、「紫のインクに浸したチョークのかけら」はパリの夕暮れの色なんだそう。正午から深夜までやっているこの店は、昼と夜と、少しだけ色と気分を変える魅力的な店です。 昼はドリップで１杯ずつ淹れてくれる珈琲を味わえるカフェ。夜はバーテンダーのいるオーセンティックなバー。誰と、いつ行っても居心地よく、落ち着けます。ひとり、カウンターに座って、買ったばかりの本を開くのも密かな楽しみです。 店内には絵画や写真、ときには彫刻も展示されています。現代アートの作家たちの個展が、1か月ほどのサイクルで開かれているのです。気に入った作品があれば、もちろん購入もできます。 神保町らしい、雰囲気のある私の店。好きな街には、誰もがこんな店を１軒はお持ちではないですか。