「老齢厚生年金の繰上げ支給」 をする場合は、老齢基礎年金と老齢厚生年金が同時に繰上げされることになります。また、老齢基礎年金の繰上げと同様、1ヶ月繰り上げるごとに0.5%減額 されます。 ② 繰下げ支給とは? 保険料が未払いのままだと受け取れる年金額が減ってしまうので、日本年金機構に問い合わせたところ、60歳の誕生日を過ぎてから、区役所の窓口で国民年金保険に任意加入したいと申し出て、手続きをして保険料を納めれば大丈夫というお話だったのでほっとしました。因みに、60歳の誕生日前には手続きはできません。 学生の間は、納付が猶予される「学生納付特例」という制度を利用すれば後で納付することができますが、後納を希望する場合は手続きが必要です。 老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金の報酬比例部分と同じ) 981,288円. 厚生労働省年金局の「平成29年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2015年の老齢基礎年金の平均受取月額は約5.5万円、老齢厚生年金の平均受取月額は約14.7万円となっており、合計すると20万円程度です。 では、年金はいくらもらえるのでしょう?老齢基礎年金は保険料を1年納めるごとに、毎年もらえる年金額が約1万9500円増えていきます…老齢厚生年金の額は、厚生年金の加入期間が1年長くなれば、毎年もらえる年金額が1万~5万円増えることになります。 老齢基礎年金は、最低でも10年は納付しないともらうことができません。(満額は受け取れなくなりますが、保険料免除制度もあります) 老齢基礎年金は、受給する際の年金の名称になります。 老齢厚生年金を繰下げることによって年金額が増額されるのは、在職老齢年金制度によって支給停止されない部分のみとなります。, 65歳からの老齢厚生年金を66歳以降に繰下げて年金額を増やしたい場合は、65歳になる前に老齢厚生年金が支給停止とならないような報酬設定に変更しておく必要がありますのでご注意ください。, 一方、65歳からの老齢基礎年金・老齢厚生年金をともに65歳前からもらいはじめる繰上げ制度もあります。, 例えば、1961年4月2日以降生まれの男性、または、1966年4月2日以降生まれの女性が、65歳からの老齢基礎年金・老齢厚生年金(合計100万円)を5年間(60か月)繰上げて60歳から受給すると、65歳から受給する場合と比べて、30%減額された年金(合計70万円)を一生受給することとなります。, ・繰上げ減額率=繰上げ月数60か月×0.5%=30% 合計368万円の年金を一生受け取れます。, なお、年金と報酬・賞与との調整のしくみ(在職老齢年金制度)によって老齢厚生年金(報酬比例部分)が支給停止となるような報酬設定で働いている人が老齢厚生年金を繰下げた場合は、 「高齢で働くと年金が減るので損だ」「働かないほうが得だ」という話を聞いたことはありませんか? 60歳以降、働きながら老齢厚生年金を受け取る場合、給料の額に応じて年金の一部あるいは全額が支給停止される場合があります。この制度を「在職老齢年金」といいます。 年金のお得な受け取り方について、よく週刊誌などに特集が組まれているので気になる人も多いのでは?記事では「年金繰り下げ受給」をオススメする内容も多いのですが、「年金繰り下げ」とはどういうもので、どのくらい年金額が増えるのか確認してみましょう。 また、老齢厚生年金の差額加算(経過的加算)と言われる部分も減額されずにもらえます。 したがって、65歳以降の経営者の方で役員報酬が高い方は、通常は老齢基礎年金とわずかな差額加算のみを受給されていることとなります。 一定の年齢要件を満たすことにより年金の支給が行われることになっていますがこの 年金の種類としましては、次に国民年金 から支給される『 老齢基礎年金 』というものがあります。. 65歳からの老齢基礎年金・老齢厚生年金は、もらいはじめるのを66歳以降に繰下げることもできます。1月繰下げるごとに0.7%、年金額が一生涯増額されます。 老齢基礎年金は高齢になったときに受け取ることができる公的年金のひとつで、国民年金に加入している人が受け取れます。 支給開始年齢は65歳で、納付した期間に応じて給付額が決定します。 <20歳~60歳の40年間保険料を納めた場合(平成29年度)> 老齢基礎年金 年額779,300円(満額) 1か月あたり 64,941円 ※保険料を納めた期間が40年未満の場合や保険料が免除された期間がある場合は上記金額から減額されます。 Copyright © 年金・ライフプラン情報局 All rights reserved. 厚生年金保険 国民年金 から支給される『 老齢基礎年金 』の 支給開始年齢は、1985年(昭和60年)に 実施された年金 … 厚生年金保険に加入している方は老齢基礎年金と老齢厚生年金の2つの合計金額を受け取ることができますが、会社勤務をしていない方は国民年金保険にしか加入できないため、受け取れるのは老齢基礎年金だけです。, これまでは、老齢基礎年金を受け取るためには、国民年金と厚生年金を合わせて25年間の保険料の納付済期間が必要でしたが、平成29年8月からは10年間の保険料の納付済期間があれば受給資格期間を満たしたことになり、老齢基礎年金を受給できるようになりました。, また、老齢厚生年金を受け取るためには、老齢基礎年金の受給資格要件を満たしていることと、厚生年金保険の被保険者期間が1ヶ月以上 老齢年金とは、国民年金や厚生年金に加入していた方が65歳になるともらえる年金のことです。国民年金の場合は老齢基礎年金、厚生年金の場合は老齢厚生年金といい、それぞれ制度が異なり … 自分もしくは両親がそろそろ年金受給年齢に近づいてきたという方。自分はいくら年金がもらえるのか知っていますか?また、年金にも種類がありますが自分は何をもらえるのか知っていますか?ここでは、老齢基礎年金・老齢厚生年金についてわかりやすく解説します。 例えば、65歳からの本来の老齢基礎年金・老齢厚生年金の合計額が年額200万円の人が、70歳まで繰下げて年額284万円に増額された年金をもらうつもりをしているとします。 ところが、年金をもらう前にこの人が69歳で亡くなったとします。 老齢基礎年金の計算結果. 結局、国民年金保険から支払われる老後の年金が老齢基礎年金で、厚生年金保険から支払われる老後の年金が老齢厚生年金ということが分かりましたが、なんだかややこしいです(´・ω・`;A) アセアセ, 国民年金や厚生年金は保険料を納付するときの名称で、老齢基礎年金や老齢厚生年金は受給するときの名称と考えれば覚えやすいですね♪, 国民年金保険 国民年金保険は日本国内に住んでいる20歳以上~60歳未満の人全員に加入が義務づけられているので、誕生日が近くなったら手続きの書類が届き、20歳になったら全員が保険料を納めます。 78万1,700(780,900 × 1.001) × 480/480 = 78万1,700円. ・60歳からの年金額=100万円×0.7=70万円, 特別支給の老齢厚生年金をもらえない世代の人が繰上げする場合は、老齢基礎年金・老齢厚生年金をいっしょに繰上げることしかできず、どちらか片方の年金だけを繰上げることはできません。, (比較)特別支給の老齢厚生年金をもらえる世代の人(1961年4月1日以前生まれの男性、1966年4月1日以前生まれの女性)が、特別支給の老齢厚生年金をもらえる年齢になる月の前月までに繰上げ請求する場合も、老齢基礎年金・老齢厚生年金をいっしょに繰上げることしかできず、どちらか片方の年金だけを繰上げることはできません。, この世代の人が、特別支給の老齢厚生年金をもらえる年齢になる月以降に繰上げ請求する場合は、老齢厚生年金は繰り上げできず、老齢基礎年金のみを繰上げることとなります。, また、繰上げをする人に加入年金額の対象となる配偶者や子がいても、老齢厚生年金をもらう本人が65歳になるまでは加給年金額は支給されません。, なお、2022年4月以降は、1月繰上げた場合の減額率が現行の0.5%から0.4%に引き下げられる予定です(2022年4月1日以降に60歳になる人が対象)。. 私は、高校を卒業して、専門学校に入学したため他県に引越して一人暮らしをしていたので、実家に国民年金保険の加入手続きの書類が届いたことは知りませんでした。 2.老齢厚生年金を繰り下げると加給年金は支給停止に 加給年金は、老齢厚生年金を繰り下げても増額されません。また、繰下げ待機期間中は加給年金部分のみを受け取ることはできません(※4)。 3.老齢基礎年金を繰り下げても振替加算は増えない 公的年金には日本国内に住んでいる20歳以上~60歳未満の人全員が加入する国民年金(基礎年金)保険と、会社などに勤めている人が加入する厚生年金保険があります。 具体的には、収入と年金の合計が「基準額」を超えると、年金の減額が始まります。 ... 生まれた男性と、「1966年4月1日」より前に生まれた女性には、65歳より前に「特別支給の老齢厚生年金」という名前で、厚生年金の一部が支給されます。 繰下げする年金の額・繰下げ月数によっては、税引き後の手取り金額の増額率は、1月あたり0.7%に満たなくなることがあります。 厚生年金保険は、入社をしたら会社が手続きをしてくれる会社員の方が加入できる年金です。 一通り、国民年金と厚生年金の違いを確かめたら、次は、厚生年金の内容をより詳しく確認してみましょう! まずは、厚生年金加入者が老後にもらえる「老齢厚生年金」です。 老齢厚生年金の受給資格 厚生年金保険の被保険者期間(加入期間)が1ヶ月以上あること。 41万円 × 5.481/1,000 × 480 = 107万8,661円. この計算で、28万円以上もしくは46万円以上となれば、老齢厚生年金の支給額が減額されてしまうことになります。 ・老齢基礎年金の受給要件を満たしていること 厚生年金保険は月々のお給料に対する保険料率が決められているため、お給料の額によって支払う年金保険料と受け取る年金額が異なってきます。, 冒頭文でも触れましたが、国民年金保険から支払われる老後の年金が老齢基礎年金という名称で、厚生年金保険から支払われる老後の年金が老齢厚生年金という名称になっています。 老齢厚生年金 特別支給の老齢厚生年金は、昭和36年4月1日以前に生まれた方で次の①から③までのすべ ての要件を満たしているときに支給されます。 なお、在職中は、原則として年金の支給は停止されますが、年金の月額と総報酬月額相当額(賞 老齢厚生年金の基本月額+総報酬月額相当= 28万円以上. 老齢基礎年金の受給資格期間(10年以上)に算入される合算対象期間(カラ期間)とは…, 令和2年度年金額が今年度に比べて0.2%プラス改定 在職老齢年金基準額は28万円…. 1階部分にあたる老齢基礎年金は、国民年金保険や厚生年金保険に加入して、保険料を納めた人が受け取る年金で、加入期間に応じて年金額が計算されます。 ・昭和41年4月1日以前生まれの女性 経過的加算 741,000円−780,100円×456/480=95円. 人生100年時代、定年後も働き続けたいと思う人は多いだろう。しかし、65歳を過ぎて働くと年金が減る「在職老齢年金」制度に注意だ。2020年の法改正により年金減額の仕組みが変わる。年金が減る人、減らない人の違いを、ファイナンシャルプランナーの大堀貴子さんに解説いただい … 厚生年金に40年間加入して、その期間の平均収入(月額換算した賞与含む)が月43.9万円の場合、受給額は月額約9.0万円の老齢厚生年金と、月額約6.5万円の老齢基礎年金を合計した約15.6万円(令和2年度)になります。 2階部分にあたる老齢厚生年金は、厚生年金保険に加入して、保険料を納めた会社員の方が受け取る年金で、給与や賞与の額、加入期間に応じて年金額が計算されます。 【関連記事】, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。, Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます). 合計 1,761,483円 昭和16年4月2日から昭和24年4月1日(女子は昭和21年4月2日から昭和29年4月1日)生まれの人は、老齢厚生年金の定額部分の受給開始年齢が段階的に引き上がることから、この受給開始年齢に到達する前に希望すれば一部繰上げ支給の老齢基礎年金を受けることができます。 65歳以上. 厚生年金保険料は、個人と会社が折半して、お給料から天引きされるので助かりますが、それでもかなり高いのは、国民年金保険料が含まれているからです。 老齢基礎年金、老齢厚生年金ともに、「66歳以降、いつまで受取開始を遅らせるか」に応じて、次の表の増額率で年金額が決まります。 例えば、65歳から年額60万円(月額5万円)の老齢基礎年金を受け取れる人が66歳0カ月または70歳0カ月へ繰り下げる場合、 平成29年度における国民年金の第1号被保険者及び任意加入被保険者の1か月当たりの保険料は16,490円です。 年度ごとに保険料が改定されているため、年度ごとに以下のサイトを確認していただけると良いと思います。 保険料の納付方法や、国民年金保険料の納付が難しい場合の案内も参考になると思います。 国民年金保険料|日本年金機構 http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html 年金を繰下げて所得が増えることによって、介護保険料や国民年金保険料・後期高齢者医療制度の保険料が増える可能性もあります。, なお、66歳になるまでに遺族年金など「他の年金」をもらえるようになった人は繰下げできません。, 2020年度現在は最高70歳までしか繰下げられませんが、2022年4月からは、最高75歳まで繰下げて年金額を65歳時の1.84倍に増額することもできるようになります(2022年4月1日以降に70歳になる人が対象)。, 65歳時の老齢基礎年金・老齢厚生年金の合計額(加給年金額を除いた額)が200万円の人が、老齢基礎年金・老齢厚生年金を75歳まで繰下げたら、 最近になってねんきんネットで国民年金保険と厚生年金保険の保険料の支払い状況を調べたところ、専門学生だった期間の国民年金保険料が未払いになっていることが分かりました。 であることが条件となります。, 厚生年金保険に加入している(していたことのある)会社員の方が老齢厚生年金を受け取れるのは65歳からですが、特別支給の老齢厚生年金は、60歳から64歳までの間に給付される仕組みになっています。, ・昭和36年4月1日以前生まれの男性 老齢厚生年金の計算結果. 65歳からの老齢基礎年金・老齢厚生年金は、もらいはじめるのを66歳以降に繰下げることもできます。, 例えば、70歳まで5年間(60か月)繰下げると、原則通り65歳から受給する場合と比べて、1.42倍増額された年金を一生受給できます。, 65歳時の老齢基礎年金・老齢厚生年金の合計額(加給年金額を除いた額)が200万円の人が、老齢基礎年金・老齢厚生年金を70歳まで繰下げたら、合計284万円の年金を一生受け取れます。, 老齢基礎年金・老齢厚生年金の両方を繰下げることもできますし、どちらか片方の年金だけを繰下げることもできます。, 老齢基礎年金・老齢厚生年金の両方を繰下げる場合は、それぞれの年金を何歳何か月まで繰下げるかをそれぞれ自由に選べます(どちらの年金も、66歳から70歳までの間で希望する月まで繰下げできます)。, 老齢厚生年金を繰下げるつもりで待機している間に配偶者が65歳になると、配偶者加給年金額はもらえなくなります。, したがって、配偶者加給年金額をもらえる人は、老齢厚生年金の繰下げよりも老齢基礎年金の繰下げの方が優先度が高いです。, なお、老齢基礎年金・老齢厚生年金は雑所得として所得税の課税対象となります。 私は2019年8月で65歳になり、9月分より老齢基礎年金と老齢厚生年金の支給が始まります。8月上旬には両方の年金を繰下げしないということで「年金請求書」を返送しました。9月からの年金額について自分で計算してみました。2019年10月、65歳 老齢基礎年金と老齢厚生年金の違いを調べているうちに、国民年金と老齢基礎年金、厚生年金と老齢厚生年金の違いも分からなくなってしまいました。国民年金から出る老後の年金が老齢基礎年金で、厚生年金から出る老後の年金が老齢厚生年金と分かりましたが、ややこしいで … 老齢厚生年金の基本月額+総報酬月額相当= 46万円以上. ・厚生年金保険の被保険者期間が1年以上あること, 私は特別支給の老齢厚生年金の受給要件を満たしているので、年金がどれくらい支給されるのかを調べてみました。, 日本年金機構のねんきんネットに登録すれば、ご自身のこれまでの年金の記録や、将来受け取れる見込額などのほか、年金に関する情報をパソコンやスマートフォンから確認することができるので便利ですよ♪, ねんきんネットにログインした画面の、住所と氏名の下にあるインデックスから、年金見込額試算の文字をクリックし、年金見込額試算のバナーをクリックします。, 年金見込額の試算という項目から、「かんたん試算」「質問形式で試算」「詳細な条件で試算」のいずれかを選びクリックします。私は派遣社員で今後の就業予定が分からないので「かんたん試算」を選びました。, 私の場合は、特別支給の老齢厚生年金があるので、受給期間 63歳01ヶ月~65歳00ヶ月の欄に11,116円と、65歳01ヶ月~の欄に74,308円と、それぞれの受給予定年金見込額(月額)が表示されていました。, 63歳01ヶ月~の見込額の右隣の詳細情報表示欄の[詳細]のバナーをクリックすると、63歳01ヶ月~65歳00ヶ月の24ヶ月間で支給される年金見込額が特別支給の老齢厚生年金であることが記載されています。, 同様に、65歳01ヶ月~の見込額の右隣の詳細情報表示欄の[詳細]のバナーをクリックすると、年金見込額の74,308円の内訳が、老齢厚生年金 11,125円と老齢基礎年金 63,183円と記載されていました。, 年金のことを考えるのはまだまだ先だと思って過ごしてきましたが、74,308円だけではとうてい生活ができないので、本業のほかに収入の柱を作ることを検討中です。, ねんきんネットを利用するさいに、ブラウザの戻るボタンや更新ボタンをクリックしたり、複数ウィンドウを起動したり、別ウィンドウを起動して元のウィンドウでログアウト後に別ウィンドウで画面操作を行った場合、ページを表示できませんとエラー表示が出るのでご注意下さい。 老齢基礎年金(満額)780,100円.