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    2012〜15年掲載

BAR ノンノン
メイン写真

    3月。お茶の水や神保町界隈というのは、本の街という顔とは別に「学生街」という昔ながらの顔を持っています。この時期は、日本武道館で多くの大学が卒業式を挙げるのか、毎日のように袴やスーツに袖を通した卒業生たちが歩いています。これから社会人になる大学生にも、学生の街・お茶の水にこんな素敵な大人のバーがあったということも覚えておいてほしいという意味を込めて、今回は山の上ホテルの本館にあるBARノンノンをご紹介いたします。二人にとっては結納をした思い出のホテルなので、この本館の建物に足を運ぶと感慨深いのです!

サブタイトル
メニュー写真

メニュータイトルノンノンにはお酒はもちろんですが、こちらで出されるおつまみのフードにもオススメがあります。その1つが牛ヒレ・ハム・チーズのサンドイッチ。下にはフランス語で、croque-monsieurと書かれていましたが、実はフランスのカフェで提供されるクロックムッシュよりはるかに贅沢なのが、牛ヒレのステーキがパンに挟まっていること。単なるトーストではなく、フライパンでカルピスバターをしみ込ませてコンガリ焼いたパンにとろけたチーズと一緒になったサンドイッチは至福の味。



メニュー写真

メニュータイトル人気のオリジナルカクテルは、老若男女におすすめのクラシカルカクテルです。ウォッカベースにりんごのリキュールを使用し、飲み口はさっぱり。グレープフルーツのような後味です。ちょっぴりアルコール度数が高めですが、甘さ・酸味・風味共にバランスのよいカクテルなので、ぜひ一度ご賞味ください。

夫コメント
歴史を感じさせるこだわりのカウンターバーです
  もう20年以上前にベルギービールの立ち飲みバー(ブラッセルズ)で知り合ったお兄さんに、もう一軒はしごしようと連れだって入店したのがきっかけでした。青二才の大学生が重厚なカウンターでカクテルを飲むのは緊張しました。このバーは、カウンターの背後に扉があるため、扉を開けると背中越しにお客さんにチラッと見られてドキドキしたのを覚えています。当時はオールバックのバーテンダーの方やさまざまな方がシェイカーを振っていて、これがBARっていうものなんだと自分の中でのバーの基本形が作られたかな、と思っています。エミール・ガレのランプシェードや馬の毛のしっぽをスツールに使用するなど、細かい部分にもこだわりを感じさせるバー。ぜひ、一度行ってみてください。
妻コメント
豪華列車のようなクラシカルバー
  山の上ホテルさんは、昭和29年に開業され、昭和55年に改築されました。クラシカルな佇まいが人気のホテルです。本館と別館がありますが、こちらのBARノンノンさんは本館一階にあります。ステンドグラスのドアを開き一歩足を踏み入れると、まるで豪華列車のバーのようなエレガントな雰囲気。居心地が良くて、ついつい時間を忘れてしまいそう。地元のお客さまにも、長く愛されているバーです。お酒の飲めない女性の方も、バーの雰囲気を味わいたくてと、ご来店される方もいるそうですよ。ノンアルコールカクテルも作っていただけるそうなので、ぜひバーテンダーに相談してみてください。
  フードは、隣接するホテルの厨房で作られているのが魅力的!熱々の出来たてを、そのままバーに持って来てくださいます。普段味わえないような非日常空間を体験できます。
イメージ
外観
店 名 :
BARノンノン
住 所 :
千代田区神田駿河台1-1
電 話 :
03-3293-2311(大代表)
U R L :
お店のサイト