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    2012〜15年掲載

BAR ノンノン
メイン写真

    5月になりました。4月に新生活を始めた学生さんや新社会人の方もそれぞれの生活に慣れたころではないでしょうか。神保町でも先輩と連れ立ってランチの場所を教えてもらっているフレッシュマンの姿をよく目にする季節です。うちのお店の近くに、お昼になると手作りのお惣菜を目当ての方でいっぱいになるお店、北井商店さんがあります。いろんなおかずを少しずつ食べたい。そんなみなさんの願いをかなえてくれるこちらを今回は紹介したいと思います。

サブタイトル
メニュー写真

メニュータイトル揚げ物だけでも20種類近くあるのですが、やっぱりポテトコロッケを食べてほしいです。こだわりとしては、もともとお肉屋さんだったこともあり、自家製のラードをお店で作って、それでカラッと揚げているのです。ラードというと脂っこいというイメージですが、意外とあっさりしているので、近所のOLさんにも人気。最近はサラダ油で揚げ物というお店も多いですが、家庭では出しにくいじゃがいもとラードの風味が香ばしいコロッケ、ぜひ一度お試しください。



メニュー写真

メニュー写真



メニュータイトル月曜日は肉じゃが、火曜日はジャーマンポテト、水曜日はマーボー茄子など、曜日によってお惣菜が変わります。品数が豊富なので、毎日来ても飽きません。特に煮物がとても充実しているのでおすすめ。種類が多すぎて選べないという方は、お弁当がおすすめ。ごはんと付け合せは決まっているので、お好きな揚げ物をプラス1品。お弁当に合うお惣菜をひとつ合わせて買えば、迷わず買えますよ。
また日替わりごはん(340円)。月曜日は鳥ごぼうごはん、火曜日はそぼろごはん、水曜日はドライカレーなど、ごはんも日替わりでバラエティー豊か。季節によって、たけのこごはんや松茸ごはんなど季節の食材を使ったご飯が登場するので、楽しみですね。

夫コメント
◆神保町の原風景を感じさせるお惣菜のお店◆
  今でも鮮明に覚えているんですが、こちらのお店に初めて行ったのは小学生の時。放課後に自転車で遠出をさせるのが好きな悪友がいて、当時神保町1丁目1番地(三省堂の近く)に住んでいたのに、3丁目の根津という駄菓子屋に行こうとさくら通りを歩いていたので。おなかが空いていたのでハムカツを買って食べたんです。子どもがこういうお店で食べるのって結構勇気がいりました。神保町は東京のど真ん中ってイメージですが、とても人情に厚い街。毎日老若男女のお客さんが数十種類のおかずやご飯を目当てにきていますが、お店の中は人と人とのコミュニケーションを感じて温かさを感じます。
妻コメント
◆今も昔も変わらない手作りの味◆
  北井商店は昭和27年に新宿南口で開業、その後神保町に移転しました。当初は食料品全般を扱う小さなスーパーでしたが、時代の流れとともに15年ほど前にお惣菜専門店になったそうです。20年前から変わらないお惣菜のお値段は、ほぼ1パック150円と良心的。 ランチ時にはお弁当やお惣菜を買い求めるサラリーマンやOLさんで行列ができます! 神保町は毎年激しく変化しますが、北井商店のお惣菜の味と価格は当時から変わらないままというのが嬉しいですね。
イメージ
外観
店 名 :
北井商店
住 所 :
千代田区神田神保町2-23
電 話 :
03-3261-7120
U R L :
ナビブラDB