「定食バンザイ」著者今柊二が行く!定食ホイホイ第137回 - テング酒場（お茶の水店）- ナビブラ神保町

:   お茶の水で13時。打ち合わせが延期となってしまい、時間が空いた。次の打ち合せが14時なので、それほど時間がない……。どうしよう。そうだ、お茶の水にもテング酒場があったな！ちょうどランチタイムだから食べておこう。
  入店すると結構混んでいる。禁煙スペースに行く。実は、テング酒場は渋谷でよく入っているので、メニューは熟知している。ここで食べるのはやはり「鶏の唐揚げセット」でしょう。550円。かつては500円だったが、550円でも十分安いね。ご飯は大盛り、お代わりサービスなので、まずは大盛りにしてもらう。ちなみに味噌汁のお代わりもできるのだ。
  注文して出てきた水を飲んでいると、ものすごい速さで、定食登場（笑）。おお、いつもの内容ですね。安心感がある。
: ここは、旅館のように味噌汁とご飯に蓋がついているので、まずはそれを取り、味噌汁から。アオサの味噌汁で、磯の香りがたまりません。ああ、おいしい。続けて唐揚げ。5個くらい（形と大きさがバリエーションに富んでいるので、おそらくそう）。レモンを絞り、食べるとクリスピー。マヨネーズが添えられているが、ソースももらい、双方つけつつ食べるのが私の流儀。
ご飯もおいしいし、シャキシャキの野沢菜の漬物も、添えられたキャベツと共に〝野菜貯金〟につながるのでポイントが高い。大盛りで頼んだのに、ご飯がなくなった。唐揚げもまだ3個ある。よし。「すみません、半ライスお代わりを！」と通りかかったお姉さんに注文したのだった（でも〝普通盛り〟でやってくる。これもテング酒場のステキさね）。
（→右上「今月の今さん」に続く）

  実は、このテング酒場の訪問は今年1月後半のもの。在庫の原稿をつくっておいて良かった。まさかその時点で、こんな「コロナ禍」になるとは、まったく予想もできなかったね。
  本稿は2020年5月前半に書いているけれど、一刻も早く、コロナの事態が収束して、平和な気持ちで定食を食べにいく日々が戻ってくるのを願います（営業時間等はお店のHPで確認してね）。
  そして何よりも、ステキな定食を出してくれる私の愛するお店たちの無事を祈り続けたいと思います。
『ファミリーレストラン』光文社新書。

店　名 :: テング酒場（お茶の水店）
住　所 :: 神田駿河台2-1-34 プラザお茶の水1F
サイト :: お店のHP

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