「定食バンザイ」著者今柊二が行く!定食ホイホイ第148回 - とんかつおりべ

:   専大前の交差点に「とんかつや」が出来ていた。以前「てんや」だったとところだ。外に記してある値段を見ると、「ロースかつ定食790円」となかなか良いお値段。こりゃいいやと入店。土曜の16時30分だったが、結構店内にお客がいるな。カウンターに座り、メニューを再度見る。
   さきほどの「ロースかつ定食」もいいけれど、「小ロース・海老フライ定食」820円がステキ。これにしよう。注文し、出てきた温かいお茶を飲みつつしばし待つ。テーブルの上には、塩とソースがある。ごはんはお替わりできるが、“キャベツは100円なんだ”とメニューを読んでいると、定食登場。
   実にいいじゃないか。まず、小皿にソースを入れて、キャベツにもソースをだらりとかける。準備が完了したのででは味噌汁から飲もう。
:   ワカメと油揚げ。コクがあってなかなかおいしい味噌汁だ。ではカツに。メニュー通りの小さめのカツ。3切れあるので、右から。
   最初は塩で食べてみよう。…うん、やっばりソースだな（笑）。ソースをつけて食べるととてもおいしい。サクサク衣と肉質もとてもいい感じ。受け止めるごはんもとてもおいしい。これはお替わりマストだが、カツも小さめなので運用をしっかり考えないとね。とりあえずカツ一切れ食べる。
   では、海老フライも食べよう。タルタルソースをつけて、と。これはプリプリの素晴しい海老だ。よし。「お替わり下さい！」と力強くカウンター内のお兄さんに伝える。カツ残り2切れと漬物で2杯目を食べ終える。漬物は大根の柚子漬けで、これはさっぱりとおいしいですね。（今月の今さんに続く）。

ではキャベツをこれも新鮮でいいね。そして最後に残しておいた海老フライの半分を食べてフィニッシュ。ああ、満足だ。「とんかついもや」がなくなって、とんかつ不足になっていた神保町の救世主という感じですね。それにしても、個人経営ではないシステマチックな雰囲気もあったので、会計の時にお姉さんに聞くと、なんと「てんや」と同じロイヤルホールディングスだった！ただ、あんまり店舗がないようです。もっとできるといいな。
『かながわ定食紀行6』神奈川新聞社。

店　名 :: とんかつおりべ
住　所 :: 神田神保町3-2 神保町サンライトビル
サイト :: お店のHP

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