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    2012〜15年掲載

新御茶ノ水 萬龍
駅の反対側で降りると、未知の世界が広がっていた
   最近、東京メトロの千代田線に乗ることが多く、新御茶ノ水駅をしばし使用する。いつもは聖橋方面へ降りるが、今回は間違えて反対側の小川町・淡路町方面で降りてしまった。こちら側はほとんど来たことがないなあ。まるでパラレルワールドに紛れ込んだような未知の世界だ。
   こういうのも楽しいので、少し歩いてみようかと思ったら、目の前に「萬龍」という中華料理店があった。時間は16時30分。例によって、お昼を食べていない……。これはちょうどいい。ここで食事をしていこう。
   中途半端な時間なので、店内には客は少ししかいない。入店し、二人掛けの席に座る。メニューを眺める。何にしようか。少し悩んだが、レバニラ炒めが食べたくなった。単品で620円に220円の定食セットをつけよう。
  
揚げたレバーが、香ばしくておいしい!
  合わせて840円とステキな値段。注文してお手洗いに行くと、“定食のごはんはお代わりできる”と書いてあるのが見えた。ほほうと思いつつ席に戻ると、定食登場。いいじゃないか!
   まずはスープ。ネギだけのシンプルなスープだが、素直においしい。続けてレバニラ。レバー、ニラ、もやし、タマネギ。レバーは揚げてある。食べると野菜はシャキシャキ、レバーはからりと揚がり、実に香ばしい。素晴らしい味わい。やや硬めに炊いたごはんをバクバク食べる。高菜の漬物もついていて、これもうれしいポイント。箸休めにいいですね。
   案の定、ごはんがなくなってしまった。よし、お代わりをもらおう。立ちあがって、カウンターの中にいる店の人に「ごはんを半分ください」とお願いし、お茶碗を渡す。(今月の今さんに続く)。
レバニラって、食べると元気になりますね

   「どうぞ!」と店の人はお茶碗を返してくれたが、フルサイズで戻ってきたよ(笑)。大体こういう場合、8割くらいは半ライスではなく、普通盛りか、むしろ大盛りで戻ってくるね。まあ、こちらとしてはうれしいのだが。
   ただ、この夕方の時間に力いっぱい食べてしまうと、帰宅後の夕食が食べられなくなるんだよなと思いつつも、二杯目のごはんをもりもりと食べたのであった。いやあ、ニラレバ食べたので元気になったよ! ニラレバは偉大だ!
かながわ定食紀行6』神奈川新聞社。




イメージ
外観
店 名 :
新御茶ノ水 萬龍
住 所 :
神田駿河台3-2-6 御茶ノ水ビルA.PLAZA1F
サイト :
なし