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    2012〜15年掲載

座135(神保町店)
“焼きそば食べたい”衝動に逆らうことなく、五目あんかけを!
  16時くらいに靖国通りの三省堂書店側を歩いていると、向こうのビルの2階に中華料理店ができていた。ちょっと派手な感じですね。へえーと思って、通りを渡って確認すると、通し営業しているようだ。昼ごはんも食べていないし、ちょうど焼きそばが食べたい気分に満ちていたので入ろう(私、焼きそば好きなのです)。
   最初に検温と消毒をして入店し、窓際に座る。メニューを見ると、ちゃんと五目あんかけ焼きそばがあるな。本体555円。安いね。ライスをつけたいが、メニューに見当たらない。店員のお兄さんに聴くと、小ライスで100円(本体)とのこと。じゃあ、それとこの焼きそば下さいと注文し、セルフのジョッキの水を飲みつつ待っていると、ライスと焼きそば登場。とても立派な五目あんかけ焼きそばだ!
  
野菜はシャキシャキ、エビもイカもプリプリ、平太麺でシコシコ!
  エノキダケ、キクラゲ、ニンジン、青菜、タケノコ、豚肉、エビ、イカ、そしてうずら玉子などという具沢山の立派な陣容。食べると野菜はシャキシャキ。エビもイカもプリプリしていて、とても新鮮。そして何より麺がおいしい。平太麺で、シコシコと歯ごたえが良い。
   全体の味付けはオイスターソースだろうか、まろやかな味つけで、コッテリ感もあって絶妙のバランス。この焼きそばをおかずに、ごはんを食べるのがいいんだよね。具をおかずにすると野菜炒めのようだし、麺だっておかずになります。ごはんは、見た目は普通だったけれど、食べてみると結構おいしい。
   そして窓の外には、夕方の靖国通りと三省堂書店が見える。ああ、この風景を観ながら食べるのも、なかなかオツだなと思いつつ、タケノコを齧ったのだった。(今月の今さんに続く)。
  
焼きそばには辛子もついていた。素晴らしいボリュームでした

   最近、神保町にも新しい中華料理店が増えた。どうも中国の人たちが経営しているようで、安くておいしい店が多い。最近、この手の店のごはんのレベルは上がっていると思う。昔は、料理はおいしいのに、ごはんがもうひとつだなということが多かったが、最近はほぼない。
  これは歓迎すべきことだが、当方が年齢のせいか、最近白米至上主義がやや弱まり、昼食などでも、麺だけでいいかなと軟弱化しているので、そこはとても残念な気持ちになります。新刊出たよ!『昭和平成令和定食紀行』(竹書房文庫)




イメージ
外観
店 名 :
座135(神保町店)
住 所 :
神田小川町3-10 新駿河台ビルヂング2F
サイト :
お店のHP