「定食バンザイ」著者今柊二が行く!定食ホイホイ第172回 -神保飯店

:   神保町で13時。ナイスですね。「しちふく」の隣りの「魚酒場ピン」に入ろう。ちょうど13時を超えたので、コーヒーか紅茶のサービスがあるそうだ。素敵。靴を脱いで下駄箱に入れて入店し、カウンターに座る。
  メニューを見て何にしようか少し悩んだが、いろいろと付いている「魚ピン定食」にしよう。800円。ごはんの大盛りもサービスなので、そうしてもらう。お茶を飲みつつ、しばし待っていると登場。やはりおかずがいろいろと付いていて、なんともゴールデンな定食ですね。
  まず、タクアンをごはんに移動して小皿を空けて、醤油を入れて準備をする。では、味噌汁から。ネギとアオサ。アオサの磯の香りがいいね。続いて温玉に着手。醤油をかけてごはんに乗っけて、玉子かけごはん。トローリ半熟黄身で、おいしい。
:   TKG（Tamago Kake Gohanの略）は無敵ですね。それでは、お刺身行ってみよう。最初は青魚。おそらくイワシだろう。ワサビと醤油で食べると、とても新鮮。爽やかなおいしさ。
  そして今度はチキン南蛮。たっぷりと玉子の入ったタルタルソースがふんだんにかかっていて、濃厚な味わい。いやあ、贅沢だわ。そしてレタスがたっぷりのサラダもついているので栄養のバランスもいい。
  では、ネギトロ食べよう。ごはんに載っける系おかずが複数あるので、豊かな気持ちになるね。醤油を少し垂らして、ごはんに載っけて食べる。ああ、マグロうまい！「魚酒場」というだけあって、刺身もとてもおいしい。
  これだけ昼からご馳走を食べてしまっていいんだろうか、とやや不安になる（笑）。切り干し大根の煮物も、味濃い目で“おかず力”もありますね。
  （「今月の今さん」に続く)

  ごはんを大盛りにしたので、やはり満腹になって食べ終わる。食後しばらくすると、コーヒーがやってきたが、これがなんと湯呑に入って、さらにお皿に載ってやってきた（笑）。
  あはは。たっぷりと入っていたので、食後のコーヒータイムも満喫できたのだ。ちなみに、この魚酒場は隣の「しちふく」とつながっていて、姉妹店らしい。このあたりで働いているサラリーマンは、日によってどちらに入ろうかな？と気分次第で決められていいですね
  『昭和平成令和定食紀行』(竹書房文庫)

店　名 :: 魚酒場ピン神保町店
住　所 :: 神田神保町2-20-2ワカヤギビル1F
サイト :: お店のHP

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