- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)のMIXCDを監修制作する。
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@
Turkish Women
at the BathPete La Roca
玄人好みのジャズ・ドラマーとして知られる、ピート・ラロカ。'67年、 Douglas レーベルに残した引退前のリーダー・アルバムです。'60年代後半らしい新主流派的なワン・ホーン・カルテット編成で、その個性的なリズムが近年人気急増中。ブルーノート・レーベルにもリーダー作、『Basra』を残しています。
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A
TalTal Farlow
日本でも人気の'56年の作品。タル・ファーロウのギターに、エディ・コスタのピアノ、ヴィニー・バーグのベースを起用したドラムレスの編成。ブルーノートに残された初リーダー・アルバム、『Tal Farlow Quartet』('54)もコレクターズ・アイテムの筆頭に挙げられる貴重盤!アグレッシヴな快演でこちらもオススメです。
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B
Beautiful AfricaBeaver Harris
360 Degree
Music Experienceビーヴァー・ハリスが率いる、ブラック・カルチャーの伝承/発展を目的としたグループ、"360度音楽経験集団"の'76年、2管コンボでの演奏。ジャズ・サンバ「Aladdin's Carpet」や極上のジャズ・ワルツ「African Drums」はよくプレイしています!アフロとモダン・ジャズの作風がミックスされた好盤。
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C
Hats OffMariachi Brass
feat. Chet Baker'65年前後、流行の最先端だったのがメキシコのバンド・スタイル"マリアッチ"。流行に乗ったチェット・ベイカーは、ファンからは、らしくない!と不評だったのか?長らくCD化されなかった本作が解禁!L.Aのレコード会社World Pacificからリリースされた、マリアッチ4部作の1作。実は踊れる掘り出し物です!
出戻りの、
看板屋と弁護士さん!?
先月からお送りしている神保町ジャズ部。今月も6月の季節ネタで…と調べていると、ジャズメンの意外な経歴を発見!すると、出てくる出てくるジャズメンの裏の顔!これは特集せねば!
まずは独特のリズムセンスが特徴のドラマー、ピート・ラロカの"トルコ風呂"盤@。変拍子を多用したアフロテイストなリズムに、チック・コリアの冷徹なピアノ、そしてサン・ラ・アーケストラの大番頭として知られるジョン・ギルモアのサックスが絡んだ絶妙なカルテット演奏。彼はこの作品を出した後、ピート・シムズと名乗って弁護士に転身!しかし'97年にはブルーノートから『Swing Time』というアルバムをリリースし、再復帰しています。
持ち前の超絶テクニックで50年代ハードバップ期を担う人気ギタリスト、タル・ファーロウ。彼は20歳の頃、看板の絵描き=看板屋さんという経歴をもっています。お仕事先だった黒人専用のダンス・ホールに通いながら夜な夜なカウント・ベイシーらの名演を聴き、ジャズを身につけたそう。特にAは、彼のギターにピアノとベースの音色が溶け合い表情豊かに描かれる名作。3つの楽器だけとは思えないほどの様々な色彩感覚は絵描の彼の美的センスがそのまま活かされています。数年後は、彼も再び看板屋さんに逆戻り。が、'69年作『The Return of Tal Farlow』以降再びジャズの世界で多くの作品を残します。
大リーガーと、
ガソリン・スタンド・バイト!?
フリージャズ・シーンで活躍した、ビーヴァー・ハリスというドラマーがいます。彼は12歳のときにクラリネットとサックスを学んでから軍隊でドラムに変更。サックスの巨匠ソニー・ロリンズのもとでドラムの新しい可能性に目覚めリズム・キーパーから脱却、フリーフォームの道を進んでいきましたが、なんと彼は入隊前メジャーリーグのブルックリン・ドジャースとニューヨーク・ジャイアンツにスカウトされていました!すでに黒人リーグの一流選手だった彼は、音楽のため大リーグをあきらめた過去をもっています。そんな彼のオススメ作品がB。
硬派なドラマーとは対照的なのが、甘いマスクと美声で一世を風靡した白人トランペッター、チェット・ベイカー!超破滅型ジャズマンの典型である彼は、50年代に数々の名盤を残した後、60年に入るとドラッグ沙汰で何度も逮捕される始末。そんな折、彼のスター性がレコード会社の目にとまり、売れ線を狙った企画物Cがリリースされていました。皮肉にもこのシリーズはよく売れて、その印税で何とか生計を立てたといいます。しかし70年にはまたもやドラッグが原因で暴行を受け歯を失い、生活保護を受けながらガソリン・スタンドで働いたというスターの裏の顔。そんな彼の人生を描いたドキュメンタリー映画『Let's Get Lost』(88年、米)も必見です!ジャズとは音も生き方も自由であることなのかもしれませんね…。
- ♪ 6/22(金) 渋谷 The Room
- ♪ 6/23(土) 鹿児島 Club Cave
- ♪ 6/30(土) 東村山市 Foggy
- ♪ 7/4(水) 昭島市 ジャズドロップ
- ♪ 7/5(木) 新宿 PIT INN
- ♪ 7/12(木) 新橋 第一ホテル ラウンジ21
- ♪ 7/15(日) 吉祥寺 MEG
- ♪ 7/17(火) 六本木 アルフィー
- ♪ 7/19(木) 赤坂 P.C.A
- ♪ 7/22(日) 渋谷 Saravah Tokyo
- ♪ 7/27(金) 渋谷 The Room
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♪ 7/28(土) 22:00〜
新宿 PIT INN
〜菊地成孔プレゼンツ [モダンジャズ- ディスコティーク新宿]
DJ 菊地成孔 大塚広子 他
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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