- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)のMIXCDを監修制作する。
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Many SeasonsHitomi Nishiyama Trio
1979年生まれのピアニスト、西山瞳。デビュー当時から北欧ツアーも大絶賛!いまやワールド・ワイドに活躍する彼女の2007年セカンド・アルバムから。無機質な感じがアルミニウムっぽい、とその元素記号をタイトルにした感性豊かなオリジナル曲「Al」が◎。彼女のイメージと、力強いタッチの同曲とのギャップがまた魅力的♪
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A
My Foolish HeartMaya Hatchi
日系の母と、欧米系の父を持つ、マヤ・ハッチ。1985年生まれの新星女性ジャズ・シンガーが歌うデビューアルバム(2009年発売)。自由奔放に歌う彼女の「Someday My Prince Will Come」は、ジャズって楽しいよ!って言っているかのような元気いっぱいの曲。今年9月26日に発売された待望の新作も話題です!
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B
KoanLars Jansson Trio
スウェディッシュ・ジャズの伝統と革新性を受け継ぎながら自分たちの手で創造力あふれるジャズを打ち出している人気ピアニスト、ラーシュ・ヤンソン。2012年最新アルバムのタイトルKoanとは=公案。彼は、「音楽とは公案のようなものであって理論的なものではなく、リスナーそれぞれの体験によって影響を及ぼすもの。」と呈しています。
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C
Celebrating SpringTommy Kotter Trio
1956年生まれ。親しみやすくメロディアスな抒情性が特徴のスウェーデンのピアニスト、トミー・コッテル。2005年発売の同作収録の「Mr.Chance」は、女性の持つ落ち着いた美意識にぴったりの一曲。優しく流れるメロディに粋なスウィング感もしっかり持ちあわせていて躍動感もある・・・。こんな世界観を持つ女性になりたいものです♪
我が国注目の
女性ミュージシャン!
先月は私がミックスを手がけた日本のジャズ・レーベル、ヴィーナス・レコードを特集しました。実はこの作品と同時に発売となった私のもうひとつのCDがありまして……今月はこの作品で取り上げているスパイス・オブ・ライフというレーベルをご紹介します♪スパイス・オブ・ライフは、"スウェーデン・ジャズを中心とした大人の音楽を扱うレーベル"として知られる日本のレーベルで、主に北欧のミュージシャンを中心としたジャズ音源やハワイ・ミュージックなども扱っています。とても上品で飽きのこないラインナップが魅力。スパイス・オブ・ライフのハワイ作品は島田奈央子さんもコンパイルしていますのでぜひこちらも要チェック♪今月は私が選んだジャズ音源の中から特にオススメの4作をご紹介します!まずは、日本のピアニスト、西山瞳さんのかっこいい一曲を。北欧での高い評価を経て、今やその美貌と確実なテクニックで多くのファン層を広げている彼女。まさに飛躍を遂げる瞬間を捉えた2作目からのオリジナル曲@は、今を活きる女性の強さを感じて、めちゃくちゃ共感してしまった一曲!そして、もう一人注目の女性シンガー、マヤ・ハッチさんが歌うA。ジャズ・スタンダードとして有名な一曲ですが、アレンジが素晴らしい♪リズミカルで、心打つメロディにグっとくるナンバーです。若々しい女性ミュージシャンたちのエネルギーがギュッとつまった作品がこのレーベルの魅力でもあります♪
おすすめ
スウェーデン・ジャズ♪
スパイス・オブ・ライフといえば、やっぱりスウェーデン・ジャズ。北欧ジャズって何から聴けばいい?という方にまずご紹介したいのが、B。日本における北欧ジャズ立案者として、毎年日本でのライヴも大盛況の人気ピアニスト、ラーシュ・ヤンソンの4年ぶりとなる最新作です。今年6月に発売された、日本での震災に対する特別な思いが詰まったこの作品。静けさの中に凛とした響き、そしてしっかりとしたリズム感も飽きの来ない見事な展開です!彼の2009年作のアルバムで、マルセル・プルーストの名作『失われた時を求めて』のストーリーに自身の経験を重ねて作られた『In Search Of Lost Time』も大推薦の一枚です。ちょうどタイムリーに2012年10月31日からラーシュ・ヤンソンの日本公演がスタートします。若き注目のサイドメンを引き連れたトリオでの来日に業界も大注目!彼の心温まる美しいメロディと爽快なグルーヴ感を生で味わえる絶好の機会です!最後に、そのラーシュ・ヤンソンが才能を認めた音楽家と言われているトミー・コッテルをご紹介。情緒あふれる演奏が素晴らしく、そのメロディ・メイカーとしてのセンスが、玄人ファンやミュージシャンから絶大な支持をうけているスウェーデンの作曲家/ピアニストです。スウェーデンの四季をモチーフにしたC。森と湖が美しい環境から生まれた、その透明感ある演奏にうっとり……。心底癒されること間違いなしです♪
Music for Reading from Spice of Life "Jazz"
by Hiroko Otsuka
スウェーデン・ジャズを中心とするレーベル、"Spice of Life"の音源と一人の女性の物語をモチーフに描いた、DJ大塚広子のコンパイル作品。
定価:2,520円(税込)
発売日:2012/09/19
発売元:(株)ディスクユニオン
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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