- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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夜のアルバム八代亜紀
2012年リリース。デビューから42年目を迎え、ルーツであるクラブ・シンガー時代に思いを馳せ、ジャズ・スタンダードや歌謡曲等の「流行歌」をジャズ・アレンジでカヴァー。彼女がレコード・デビューする前に現場で歌っていたレパートリーや、諸事情で歌えなかった曲などどれもマイナー・キーの楽曲を抜擢したことも話題に。
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A
Splendor in the GlassPink Martini
2009年リリース。トーマス・ローンダデール(p)を中心に1994年に結成されたオーケストラ。2011年の由紀さおりとの日本語カヴァーアルバム『1969』が話題になり人気急浮上。本作は、典型的なラテン・ナンバーや、チャイコフスキーを彷彿するアレンジなどオールド・スタイルの復権と、世代や国境を越えたノーボーダーの音楽。
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B
ニューヨーク・
ヘルソニック・バレエ菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール
2009年リリース。菊地成孔の超先鋭的なコラージュ感覚がもたらした12人編成のスモールオーケストラ。本作は、バレー音楽を意識した変化に富んだ展開と、アドリブを盛り込んだジャズ、ストリングスやソプラノ歌手を起用したクラシック、バンドネオンやパーカッションで魅せるラテンと幻想的な現代音楽をミックスしたシュールなサウンド。
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C
Egberto GismontiEgberto Gismonti
1969年リリース。再発の勢いも止まらない人気のジスモンチ作品ですが、ここでは歴史に残るデビュー作を。当時支流でもあったボサノヴァの影響のなかにも彼らしい実験的な音楽が導入されていて完成度も高い!その後彼の経験をそのまま映し出すようにリリースされるECM等の諸作品もそれぞれ特徴があり、ファンを飽きさせない。
日本のポピュラー音楽が
ジャズと合体!
まだまだ寒い日が続きますが、春ももうすぐ♪ジャズ界でもウキウキするイベントが予定されています!3月22日(金)から27(水)の間で開催される、「JAZZ WEEK TOKYO 2013」。夏の「東京ジャズ」に続いて、都心のど真ん中、渋谷ヒカリエ内東急シアターオーブでジャズを楽しめる超贅沢な1週間です!今回はそんな話題のJAZZ WEEK TOKYO出演のミュージシャンを一挙ご紹介しちゃいます♪
まずは、なんといってもこの方でしょう!“演歌の女王”八代亜紀。昨年末、小西康陽プロデュースでリリースされた@が大ヒット!下積み時代から鍛え上げられた素晴らしい歌唱力を引き出し、ジャズ・アレンジで彼女の作品を再構築。演歌の八代亜紀とは一味もふた味も異なるスタイルを披露しています。魂のこもった歌声に、真の女王の姿を目撃できるチャンス!
続いてはアメリカ、オレゴン州ポートランドから12人編成のオーケストラ、ピンク・マティーニAが登場。1997年のデビュー作から、アルバム売上累計は、200万枚超!彼らはまるで往年のハリウッド映画の音楽シーンを思わせるゴージャズなスタイルで、ジャズ、映画音楽、ラテン、フレンチ・ポップス、イタリアン・ポップス、そして日本の歌謡曲と、世界中の美しいメロディを発見、そしてカヴァーし一躍時の人となりました。ライヴで鍛えぬかれたその独創的なサウンドと確かな演奏力が見物です!
現代のジャズ感って
こんな音!?
今回のJAZZ WEEKでは、固定概念にとらわれない現在のジャズ感を楽しめるのも魅力のひとつです。菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラールBは、12人編成のオルケスタ。タンゴ、ラテン、ヨーロッパ音楽、近現代クラシックの要素が複雑にそして密接に混じり合う現代の混血音楽です。ジャズとは"多国籍な混じり合った音楽"として、どんどん変化を遂げていることが彼らの表現によって思い知らされます。日本から発信するそのリアルなスタイルは、昨年ヒットした国民的人気アニメ、「LUPIN the Third 峰不二子という女」の見事なサウンドワークでも体感できますね。
そして、ブラジルの作曲家でビアニスト&ギタリストのエグベルト・ジスモンチCも、類い稀なテクニックで壮大な世界観を提示する混血系。ブラジルのプリミティブな音がヨーロッパの美意識と対面し、融合したオリジナルな質感が魅力。それは遥か彼方の国からのリアルな湿度な匂いを伴って、聴くものに迫ってきます。今回の公演では、彼の息子、アレシャンドレ・ジスモンチを迎えたギター・デュオの演奏に注目です!JAZZ WEEKはその他にも、マイルス・デイビスを支えた黄金クインテットのひとり、ウェイン・ショーターや、ダンスミュージックの楽しさを盛り込んだ6人組ジャズバンドSOIL&“PIMP”SESSIONSのスペシャル・ビッグバンドなど盛りだくさん♪ぜひ今からスケジュール調整を!
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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