- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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@
Life As A BalladAbiah
2012年リリース。NY出身のシンガーソングライター待望のセカンド・アルバム。('06年ジェレミア名義『Chasing Forever』でデビュー)全編に渡って美しく穏やかなミディアム?スローで、彼のオーセンティックな部分を打ち出したオーガニックな傑作。彼のハイテナー・ヴォイスがスタイリッシュで個性ある印象。
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A
Love SurrealBilal
2013年リリース。フィラデルフィア出身で、'01年からキャリアをスタート。ビッグバンドなどのジャズを志すもザ・ルーツやディアンジェロの影響でネオ・ソウル界の道へ。毎回現行シーンとは一線を画すサウンドで注目を浴びる彼の4枚目となるアルバムは、シュールレアリズムにインスパイアされたという想像力をかき立てられる内容。
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B
The World Has Made Me The Man Of My DreamsMeshell Ndegeocello
2007年リリース。ギル・スコット・ヘロンの影響を受け、人目を引く丸坊主姿も印象的な女性シンガー。ベルリン出身、ワシントンDCに育ちNYへ。'93年デビュー時から様々な作風のナンバーを生み出す。本作はドラムンベースから、レゲエやアフロビート、タフなファンクからR&B、そしてジャズをも操った見事なセルフ・プロデュース作!
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C
Little DragonLittle Dragon
2007年リリース。R&Bの影響を感じさせるグルーヴ感とミニマルなアレンジ、ポップなソングライティングで人気のグループ。DJ Shadow の'11年作にもフィーチャーされているシンガーの Yukimi Naganoは日本人とアメリカ系スウェーデン人のハーフ。グラスパーがカヴァーした「Twice」は映像のアートワークも要チェック!
グラスパーを生んだ
メンズ・ヴォーカリスト♪
4月ならジャズ・スタンダード「I Remember April」のカヴァー特集にしようかな〜と思っていましたが、なにやら、ざわざわしている今のNYジャズシーン・・・。先月取り上げたピアニスト、ロバート・グラスパーの人気はちょっと異常なんじゃないの?!と調べてみると、彼と活動するミュージシャンは多彩なジャンルでどんどん化学反応を起こし、今のジャズ界を活性化しているように思えるのです!ロバート・グラスパー関連作を辿るとたくさんの旬な音楽に出会えるはず!
まずは、4月25日にブルーノート東京で待望の来日を果たす、アビアー。昨年末のリリース@は、R&B、ジャズ双方のリスナーから人気急上昇!彼とグラスパーは10年前からバンドメンバーとして活動していて、従兄弟の関係だとか!彼のオリジナリティはそのユニークな歌声。サラ・ヴォーンやアニタ・ベーカーといった女性シンガーにどっぷり影響を受けたことで培った、唯一無二のトーンと表現の幅広さに業界大注目♪次はネオ・ソウルの界のシンガー、ビラル。彼とグラスパーはスクールメイトで、グラスパーの持つヒップホップ人脈(J DillaやQ-Tip等)も彼からの紹介がほとんどだったとか。彼の新作Aは、ジャズというよりもたくさんのジャンルが混じり合った独自の世界観。楽曲も既定の概念に囚われる事なく、かなり自由です。ソフトで柔らかい@に対してAは癖のある、より通好みの内容かな・・・。
グラスパーが求める
女性シンガー♪
グラスパーの周辺には有能なアーティストがごろごろ。特に確信犯というべき女性アーティストは要チェックです。彼の『Black Radio』収録の人気曲「Afro Blue」のヴォーカルを務めたエリカ・バドゥももちろんですが、'07年にグラスパーが参加したBも素晴らしい作品です。黒人のマルチ女性シンガー、ミシェル・ンデゲオチェロは、"闘争の女性ミュージシャン"として知られる時の人。随所に政治社会的テーマがちりばめられたリリックと、70年代を意識した妥協のないトラック。レトロで新鮮味があり、すでにカルト的スターとして人気です。Bではパット・メセニーやブランドン・ロス、オリバー・レイクなどジャズ・アーティストをゲストに迎え、グラスパーも名を連ねています。そして、グラスパーが昨年「次にコラボしたいアーティストとは?」との質問で語っていたのが、リトル・ドラゴンのフロント・シンガー、Yukimi Nagano。本年『Black Radio』のリミックスアルバムとして発売された『Black Radio Recovered: the Remix Ep』のなかでザ・ルーツをフィーチャーしてカヴァーしているのが、C収録の「Twice」。グラスパーとYukimi は一度だけ軽く会った程度のようですが、彼女の声がとても好きなんですって!日本の血を引くYukimiと、グラスパー、そのコラボがこれから実現するかも??
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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