- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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@
State of ArtBen Williams
2011年リリース。'84年生まれのベーシスト、ベン・ウィリアムス。彼の演奏を生で体験し心底感動しました。太い弦をいとも軽やかに弾き、心地よいグルーヴ感を生み出していく・・・。スティーヴィー・ワンダー、マイケル・ジャクソン、ウディ・ショウ等多彩な選曲で、ベースが導く新たなジャズの領域を感じ取れる快作。
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A
Conflict Of A ManERIMAJ
2012年リリース。N.Y.ジャズシーンの最前線にいるメンバーで構成され、リーダーのジャマイアの名前を逆つづりにして名づけられたエリマージ。ジャズにカテゴライズすることなく、ロック、パンク、ブルース、オルタナティブ、R&B、ヒップホップなど様々な分野を吸収した本デビュー作は米国iTunesジャズ・チャートで1位を獲得!
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B
Yesterday You Said TomorrowChristian Scott
2010年リリース。マッコイ・タイナー、モス・デフからプリンスの近年作にも参加するクールでインテリジェンスに溢れた'83年生まれのトランぺッター。60年代のジャズやロックが持っていた社会性を意識し現代のアメリカ社会を批評した作品。レディオ・ヘッドのボーカリスト、トム・ヨークのカヴァー「The Eraser」が秀逸。
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C
Cover ArtNEXT Collective
2012年3月リリース。現在ジャズ界で最も注目される若手ミュージシャン8人によるスペシャル・プロジェクト"ネクスト・コレクティヴ"のデビュー作!ブラック・ミュージックの進化を今再び推し進める斬新なカヴァー術。先月ご紹介したリトルドラゴンの「Twice」や、ステレオ・ラブ、ディアンジェロのナンバーも見逃せません!
注目の
若手リズムメイカー♪
5月のジャズ部はそろそろ初夏らしい季節ものがいいかしら〜なんて思いながら、やっぱり最新ジャズから目が離せない今日この頃。というのも先月のロバート・グラスパー特集をちょうどまとめ終えた頃、あるライヴで衝撃の体験をしてしまい・・・この感動をまとめないと、と1カ月とってもうずうずしていたのです(笑)。ブルーノート東京の3月末の公演に、日本が誇るサックス奏者、渡辺貞夫さんが出演したのですが、『今回共演するのは貞夫さんの御目に敵うN.Y.で今一番旬のミュージシャンらしいヨ』と業界で噂になっていました。なんとか確かめたい!と足を運んだ私は、その常識を超えたレベルの高さとグルーヴ感にびっくり仰天してしまったわけです。そのライヴは、アーロン・ゴールドバーグ(p)、ベン・ウィリアムス(b)、ジャマイア・ウィリアムス(ds)。なかでもベン&ジャマイアは、20代の若手ジャズ・ミュージシャンで、独自の音楽性を追求していて興味津々!早速購入した@&Aはバッチリの内容でした!@のベン・ウィリアムスは、2009年のセロニアス・モンク・コンペティションでグランプリを受賞したベーシスト。パット・メセニーの最新バンドに抜擢された素晴らしい表現力の持ち主です。Aのジャマイア・ウィリアムスは、ロバート・グラスパーのバンドとして来日も果たしているシーン最前線のドラマー。6月3&4日に丸の内コットンクラブで待望のライヴが決定しています!
若手
ジャズマン連合!!
Aのジャマイアが注目されたのは、トランぺッター、クリスチャン・スコットのバンドへの参加で、彼の作品の軸となるようなフレキシブルで斬新なドラミングを披露し、目を付けられたのがきっかけでした。ジャズ新時代を先導する存在として注目され始めた代表作B、そして2012年の最新作も大きな話題になりました。そうそう、@に収録されている「The Lee Morgan Story」で、クリスチャン・スコットは現在のリーモーガンの如くフィーチャーされていましたね。この三人はジャズフィールドで、共に新たな音楽を追求する同志。この辺りのミュージシャンの相関図を辿ると、とっても面白い♪彼らのような次世代のミュージシャンが一同に介して本年リリースされたのがC!昨今のニューヨークのジャズ界に新風を吹き込んでいる新進ジャズメンが集い、新感覚のジャズ・アルバムを作り上げました。そのセンスの良さは一目瞭然。ジェイZ&カニエ・ウェスト、N.E.R.D.、パール・ジャム、ドレイクいったコンテンポラリーポップ、ロック、ヒップホップ・・・次世代のジャズマンが、リアルタイムで触れてきたナンバーを引用する、こうした新たな音楽へのアプローチが今注目を浴びています。
モダン・ジャズと現代のストリート・ミュージックの融合。いままでは前代未聞だったこの感覚も、歴史の流れとともにスタンダードになって、ジャズは未来へ受け継がれていくような気がします!
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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