- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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YoRoberto Fonseca
2013年リリース。世界のジャズ・シーン、クラブ・シーン両サイドから注目を集めている新世代ピアニスト。ラテン、キューバの音楽を、北・西アフリカの音楽と掛け合わせ、ダンスミュージックを通過した現代の感覚でアレンジした最新作。カリブ海の音楽とアフリカ音楽の融合を図るような試みは、今後更に注目されるはず。
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ImagesGonzalo Rubalcaba
1991年リリース。マウント・フジ・ジャズ・フェスティバルのライブを記録し一躍彼の名を広めた作品。大歓声のなか、圧倒的なテクニックとスピードで幕をあける「No Name」が臨場感満点で最高!私の監修したMIX CDにも収録されています。『The Pieces Of Somethin' Else』 こちらもよろしくお願いします!
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The pieces of somethin'else mixed by Hiroko Otsuka
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Today's OpinionYosvany Terry
2012年リリース。いかにもキューバ!の出だしから、とたんにクールに変換する粋なアフロキューバン・ジャズ。ポリリズム満載の1曲目や、ゴンサロ・ルバルカバがゲストのラスト曲など聴きどころ満載。キューバのミュージシャンらしい熱っぽさ、そして洗練された現在感覚が同居する究極のハイブリッド・NY・ラテンジャズ!
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C
Coup De TeteKip Hanrahan
1981年リリース。記念すべきキップ・ハンラハンのデビュー作。1979〜1981年に録音されたとは思えない、時代を超越した作品。マイルス・デイヴィスのプロデューサーとしても知られるテオ・マセロ、オーネット・コールマンのバンドのジャマラディーン・タクマ、ビル・ラズウェルなど時代をつなぐ錚々たるメンバーが集結。
キューバのキーマン。
2人のピアニスト♪
「大塚サン!そろそろ夏だから、ラテン系特集でもやってよ!」「う、うん・・・!」とは言ったも・の・の、なにから聞けばいいの?!正直そうなんです。ラテンといっても、とっても幅広いし簡単じゃない。でもまずは自分好みの作品を見つけられたらOKじゃない!ということで、比較的現代の作品からピン!ときた作品をご紹介します。まず90年代末に上映された「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」は皆さんご存知ですか?この映画でキューバ音楽は世界的な話題を呼びましたが、ここで結成されたプロジェクトにベテランミュージシャンと混じって参加していた若きピアニスト、ロベルト・フォンセカが今アツイんです!イギリスのDJ、ジャイルス・ピーターソンも参加している最新作@は、垢抜けたクロスオーバーサウンドで大ヒット!ダンスミュージックからのアプローチで現地のラテン音楽とのコラボが実現し、話題を生むパターンがここ数年目立ちます。一方同じキューバでも、ジャズのフィールドで有名なのはゴンザロ・ルバルカバ。チャーリー・ヘイデンらとの活動によってその超絶技巧が注目されモントルー・ジャズ・フェスティバル、日本のマウント・フジ・ジャズ・フェスティバルに出演し大ブレイク。でもキューバと国交のない米国で作品リリースは当時難しく、日本のブルーノート姉妹レーベルから作品を切り(A)、日本からの輸入盤という形で米国へ広めていったとか・・・。
クールな
ラテン表現♪
さてキューバの音楽家でもう一人忘れてはいけないのが、サックス奏者、ヨスバニー・テリー。ゴンサロ・ルバルカバとの共演をはじめ多くのプロジェクトで世界を飛び回り、現在NYで活躍するキューバ人アーティストで最も忙しいと言われています。彼の3作目となる最新作Bは、アフロキューバンなリズムと、ブラジリアンなアレンジも加えながらも、音楽自体はジャズとして楽しめる、ありそうでない作風が魅力。たくさんのリズムと変化ある展開の中で紡ぎだされるモーダルな演奏がとってもクール!ラテンというと、陽気!熱気!というイメージがありますが、その表現の仕方も千差万別。個々のプレイにはその熱を自由に反映させながらも、知的な表現力と身体の内側に訴えかけるような濃厚な世界を作り上げている人がいます。自らのレーベル、アメリカン・クラーヴェで存在感溢れる作品を発しているプロデューサー、キップ・ハンラハンC。ヨスバニーと数年前来日も果たして話題になりました。彼はアイルランド人の父とユダヤ人の母との間に生まれ、NYのブロンクスでラテンを体験してきた人。それ故に感じてきた社会的な問題や、彼なりの文学的テーマをも盛り込んだ大きなスケールの作風はたくさんの人に影響を与えています。現地のラテン文化とはまた違った、アメリカ独自のラテン・コミュニティの存在も面白いのですが、今月はここまで!!
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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