- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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Be My Monster LoveDavid Murray Infinity Quartet
2013年リリース。250枚以上もの作品に参加するエネルギッシュなベテランの最新作は、マーク・キャリー、ジャリブ・シャヒドといった現在注目ミュージシャンとの演奏と、二人のシンガーを迎えた二つのセッションにより構成。ニュー・オーリンズとパリでレコーディングされ、アカデミックな雰囲気とピースフルな魅力が満載の意欲作。
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A
On How Life IsMacy Gray
1999年リリース。このファースト・アルバムは世界で750万枚以上のセールスを記録しグラミー賞を獲得。なかでも「I Try」はジャンルを超えて受け継がれる名曲!もともと声にコンプレックスがあった彼女。作家志望だったことから作詞を頼まれ、たまたま代役で歌ったデモテープが広まりアーティスト・デビューに繋がったとか。
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B
EqualityNasheet Waits
2009年リリース。すでに現代ジャズ・シーンになくてはならないドラマーのリーダー作。ナシートが所属する“ジェイソン・モラン・バンドワゴン”に、サックスのローガン・リチャードソンが加わり、多様なリズムが強調された躍動的な内容になっている。エリック・ドルフィーの「Mrs. Parker Of K.C.」の現代解釈カヴァーも聴きもの。
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C
GwotetDavid Murray &
The Gwo-Ka Masters
Feat. Pharoah Sanders2004年リリース。Gwo-kaとはクレオール文化圏にあるポピュラー音楽のジャンル。ファラオ・サンダースのあのブロウが聞けるのも見逃せない。本物のアフロビートにのって現地のパーカッションとジャズ・レジェンドのホーンが堪能できる。彼らの共作第二作目「Devil Tried to Kill Me」(2009年発売)もこの流れでぜひ!
フジロック出演の
一押しライヴは・・・♪
夏も本格的にスタート!毎年この時期になると国内各地で音楽フェスティバルが開催されますが、みなさんもうご予定はお決まりですか〜?国内外のアーティストを招聘する豪華絢爛なステージから、地元ミュージシャンをフィーチャーし地域一体を活性化させるようなイベントまで実はたくさんのイベントが開かれています!わたしも夏のフェスはフジロックフェスティバル、東京JAZZと参加してきましたが、この熱気はハンパない!毎回フェス出演アーティストを探すのが楽しみだったりしますが、今月は、フジロックに出演する一押しのアーティスト、デヴィッド・マレイ・ビッグバンドを特集したいと思います!ちょうど彼の新作@がリリースされたのが5月末。デヴィッド・マレイといえばアルバート・アイラーの影響を強く受けたロフトジャズ&前衛的なサックス奏者というイメージがつきものだったけれど、この新作といえば、豪放なパワーのなかにも歌心ある大らかな愛に満ちたアプローチが大きな評価を得て話題になっています。なかでも特筆すべきは、彼がフィーチャーしているメンバー人選のセンス!まずは以前ジャズ部でもとりあげたヴォーカリスト、グレゴリー・ポーターの抜擢。彼の慈愛に満ちた歌声によってグッとソウルフルで親近感ある印象に仕上がっています。そして今年バンドとともに来日も果たすディーバ、メイシー・グレイ。ここではあえてデビュー作Aをご紹介します。
関連作も
要チェック♪
このデビュー当時からR&Bのカテゴリーの中でもロッキッシュかつブルージー、そのしゃがれた歌声で唯一無二の存在感を誇っているメイシー。マレイの音色との相性はベストマッチではないでしょうか。ジャズとR&Bといったジャンルのコラボや、ベテランが次世代人脈をどんどん引込んでいく動きはとってもワクワクしますね!今回のビッグバンドのメンバーも注目メンバーがたくさん!特にリズム隊は要チェックです。なかでもドラマーで来日を果たすナシート・ウェイツは、現在のジャズビアニストで注目されているジェイソン・モランとの活動で知られる若きドラマー。アンドリュー・ヒルやスタンリー・カウエル、ジャズ以外でもヒップホップ界のBlack Starと共演もしています。彼のリーダーアルバムBでぜひ予習をどうぞ。最後にこのデヴィッド・マレイ、90年代後半にGWO-KA(グオ・カ)といわれる伝統的なグルーヴ・ミュージックに傾倒し2000年代には新たなメンバーを迎えて、アフリカにルーツを向けたパーカッション・アンサンブル主体の作品を残していきます。Cでファラオ・サンダースをフィーチャーしたり、共演二作目ではタジ・マハールと共演したり、この頃から目利きのセンスがキラリ☆ですね! 7/21 北海道岩見沢 JOIN ALIVE、7/22〜24 ブルーノート東京、7/26 名古屋ブルーノート、7/28 フジロックフェスティバルで彼らの演奏がバッチリ楽しめますよ。
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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