- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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WeightlessBecca Stevens
2011年リリースのデビュー作。本文のテイラー・アイグスティ以外にもブラッド・メルドー(p)やエリック・ハーランド(ds)のグループ等、現代のジャズメンと活動し確実にキャリアを積んできた女性シンガー。弦楽器やアコーディオンの使用でカントリーな雰囲気ながらも内容はジャズ。可憐な歌声でフォークとジャズの接点を生み出した注目作!
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A
Lost & FoundGretchen Parlato
2011年リリース。涼やかなソプラノ・ヴォイスでハービー・ハンコックらのレジェンドからも高い評価を得ている才女。ウェイン・ショーターから、ビョーク、メアリー・J・ブライジ、ローリン・ヒルまでカヴァーした選曲と、いま話題のロバート・グラスパーのプロデュースで時代とバッチリ調和。彼女のウィスパー・ヴォイスも、秋にもぴったりです。
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B
KachupadaCarmen Souza
2012年リリース。彼女の4作目。生まれ故郷のポルトガルの音楽とリズミカルで独特な歌唱法クレオール・ジャズをミックスしたハイブリッドな最新作。チャーリー・パーカーの「ドナ・リー」のカヴァーも異国情緒溢れるアレンジに大変身!アフリカ、キューバー、ラテン音楽などを敷き詰めたカラフルかつキュートな世界が楽しめます。
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C
It's A Good DayCyrille Aimee
2013年10月23日リリースのデビュー作。ジプシー・スウィングとポップスが入り混じった、新感覚のヴォーカル・アルバム。まろやかで深い美声と、フランス語を巧みに交えた表現力、そしてソングライターとしてのセンスも持ち合わせた注目の次世代シンガー、シリル・エイメー!これから要チェックです。
ジャズミュージシャンからオファー
殺到!二人の女性ヴォーカリスト
前回のイスラエル特集から、ニューヨークのジャズをまだまだ調べる毎日なのですが、そういえば現地で「ベッカ・スティーヴンズが今こっちで流行ってるよ!」という情報があったのを思い出しました。名前を調べてみるとフォーク系の女性ギタリストみたい?でも第7回目で紹介したジャズシンガー、カート・エリングが、大好きなジャズヴォーカリストだと名前をあげていたり・・・。そうなんです。彼女は'11年に現代ジャズ界注目のピアニスト、テイラー・アイグスティの作品『Daylight at Midnight』 に参加して、注目を集めました。ジャズとカントリーフォークのミックス感覚がなんだか新しい!アメリカンルーツとジャズの新しい感触を@でぜひ確かめてみてください。 このテイラー・アイグスティ絡みでもう一人、旬なヴォーカリストを発見しました!こちらも'11年にテイラーが参加した(A)女性ヴォーカリスト、グレッチェン・パーラトです!テイラーとのセッションから時代を映した旬なヴォーカリストとして現代ジャズシーンで注目されるようになりました。ベッカがフォーク系とすると、彼女はどことなくブラジルの薫りを漂わせた透明感が特徴。ソフト&メロウなジャズとばっちりコラボレーションしています。因みにこの2人は3人組のヴォーカルグループを結成していて、第4回目でご紹介したエスペランサ・スポルディングの代表作にも共にコーラスとして参加しています。
クレオールジャズ &
ジプシージャズの現代解釈!
先月初来日し話題になった、カルメン・ソーザというポルトガルの歌姫がいます。クレオール・ジャズの歌唱法を取り入れたどこか懐かしい雰囲気と独特の乗りの良さが魅力のシンガーで、両親はアフリカの西沖合いにあるカーボ・ヴェルデ共和国出身。様々な音楽要素が入り交じった環境で育った彼女はポルトガルのリスボンでゴスペルクワイアからプロのシンガーとして活動をスタートさせました。Bはオリジナル曲を中心に、チャーリー・パーカーやブラジルのサンバなどもカヴァーした最新作。カーボ・ヴェルデの大胆な表現力と音楽性が楽しめます!ポルトガルからアフリカ、カリブ、南アメリカ一体の音楽性をハイブリッドにミックスしたサウンドがとっても新しい!You Tubeで見れるPVもとってもオシャレなんです! 最後にホットな新作を。'07年から数々のコンペ受賞経歴を持ち、今年はサラ・ヴォーン・インターナショナル・ジャズ・ヴォーカル・コンペティションで優勝し知名度を上げている女性シンガー。今秋デビューを飾ったCは、ジプシーミュージックとコンテンポラリージャズが融合したサウンドで業界大注目!シリルはフランスでジャンゴ・ラインハルトの血を引くミュージシャンらと共演しジプシー音楽に大きな影響を受けました。今まであまり身近になかった音楽なだけに期待大!ヴォーカルの世界も他ジャンルを取り込んだ新しいジャズの解釈がどんどん生まれています。
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
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