- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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@
Opening The Caravan Of DreamsOrnette Coleman and Prime Time
1985年リリース。テキサスでのライヴ録音で、生のオーネットバンドが体感できる作品。ライヴならではの集団即興演奏で、真剣に聴くと肩すかしをくらいますが(笑)、つんのめるリズムも一つの斬新なダンスミュージックとして捉えると面白いはず♪後半にむけてのノリも良く、ラストの「Compute」はフロアでも使えるおすすめ曲!
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A
DreamscapeJamaaladeen Tacuma
1996年リリース。日本のレーベルDIWからの作品で、曲名も、"Groove"、"Funk"、という気を引くタイトルが並びます。この時代ならではのロック的なサウンドの中で、常に独特のグルーヴを奏でる彼のベース・プレイが楽しめる作品。ラストナンバーの「Sly」は私のミックスCDに収録!このベースライン、癖になります!
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B
Illusionary SeaMary Halvorson Septet
2013年リリース。セプテットという大きな編成での最新作。管楽器陣の厚みと広がりあるサウンド、大編成ならではの多彩なリズムや、音色に変化を付けたソロなど聴き所満載!そんななかで、気になる音は彼女のギター。優しい音色なのに意表を突く妙なメロディーラインやバックの入り方など、知的な眼鏡のルックスと合わせてハマるファン続出!
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C
Inaka jazzWuja bin bin
2014年リリース。BEAT CRUSADERSのケイタイモを中心に各界の敏腕プレイヤーが集まった総勢13名の音楽隊。デビュー時から幅広い層に受け入れられジャンルを超えた広がりをみせている彼らのセカンドアルバムは「楽しい音楽&ライヴ」という方向性を突き詰めた注目作!ブラジル、ジャズ、ファンク、プログレ・・・と印象は千差万別。
パンク・ファンク・ソウル・ノイズ・・・
世界初演奏話題のバンドの正体!?
今年もフェスの季節がやってきました!今年は、私、フジロックフェスティバル最終日にDJ出演してきます!フジロックは1997年から毎年続く日本のフェスの先駆けで、新潟県湯沢町の苗場スキー場の広大な会場に国内外200組以上のミュージシャンが揃う日本最大規模の野外音楽イベント。フジロックは「ロック」と謳っているものの、ポップスからジャズ、各国のワールドミュージックを幅広くモーラした出演陣で業界でも注目されているんです。そこで今月の特集は、ジャズ目線のフジロック特集ということで、今年出演の話題のバンド、2組をご紹介します!まずは、「ザ・ヤング・フィラデルフィアンズ」。今ジャズ的には、これが一押しです!リーダーのマーク・リボウは、エルヴィス・コステロからジョン・ゾーンまで共にする幅広いサウンドテクニックをもつギタリストで、即興系アヴァンギャルドなフィールドでもファン多し!このバンドは、フリージャズの巨匠、オーネット・コールマンと70年代のフィラデルフィア・ソウルをコンセプトにしたバンドでなんと今回世界初演!!まだ誰も聞いたことがない音に期待が高まります!自らパンク・ファンク・ソウル・ノイズと語るこのバンド・・・謎が多いので勝手に関連作で予習してみましょう♪まずは@。80年代のオーネットはプライムタイムと名乗って、ジャズのフィールドを超え若手ミュージシャンと共に興味深い作品を残しています。
ジャズ界注目のメガネ女子と、
音楽研究会愛聴のビッグバンド!?
そのバンドの中でおすすめは@。フリージャズのイメージは全くなく、むしろファンキーなアブストラクト・ファンクで使えます!今回来日のザ・ヤング・フィラデルフィアンズの重要メンバー、ジャマラディーン・タクマは、このプライムタイムに19歳のときから参加するベーシストで、オーネットの意志をそのまま継いでいます。Aはそんな彼の個性が堪能できる一押し作品!さらに同じくこのバンドの来日メンバーである女性ギタリスト、メアリ・ハルヴォーソンもジャズ界で話題になっていますね♪彼女は、シカゴ派フリー系ジャズの重鎮、アンソニー・ブラクストンに師事しブルックリンを中心に現地ではかなり評価が高いミュージシャン。病み付きになる独特の和音は一聴の価値あり!まずはBを聞いてみて!そしてもう一つご紹介するバンドは、これからちょっときそうな予感の「WUJA BIN BIN」!ドラマーの池澤龍作、トランペットの類家心平などジャズ界を担うキーマンも参加する2010年発足の日本のグループです。耳の肥えたコアなリスナーから、吹奏楽部や音楽研究会といった層まで支持されていて、ポップなんだけど良く聞けばジャズ?という隙間をつっつかれるような新しさがあります!Cの新作は高度な演奏力を高尚な感じに聴かせないというコンセプトが今っぽくて好感度◎。他にもたくさんの音楽と出会えるフジロックは、本年7/25.26.27の3日間!皆様、苗場でお会いしましょう!!
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
- 2021年年月
「あぶらが好きさ」 - 2017年11月
「ナビブラ特集アーカイブ」 - 2015年10月
「第56回「東京名物・神田古本まつりへ行こう!」」 - 2015年09月
「残暑は汗をかいてブッ飛ばせ! 食べ比べ 酸辣湯麺」 - 2015年08月
「人の流れが神田錦町へ続々と! 憩いの広場、テラススクエアへ行こう!」 - 2015年07月
「祝8周年! 末広がりの面白さ 神保町花月」 - 2015年06月
「これなら雨の日が待ち遠しい!? 雨の日グッズ&サービスのあるお店」 - 2015年05月
「チャレンジャー達を応援! 新店舗さん、いらっしゃ〜い!」 - 2015年04月
「祝開店60周年! やっぱり「さぼうる」でサボるのが好きっ!」 - 2015年03月
「神保町の新トレンド! これってマジかぁ!? “缶バッチな人”増殖中!」 - 2015年02月
「乙女心をくすぐるスイーツパンの誘惑 メロンパン食べ比べ!」 - 2015年01月
「1年のはじまりは、ズルズルすすって、クイクイ飲もう! 新春は蕎麦屋で日本酒」