- 幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。
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@
The HeartbeatLil John Roberts
2014年6月リリース。自身初のリーダーアルバム。故ジョージ・デュークをはじめ、ロバート・グラスパー、ニコラス・ペイトンらジャズ系ミュージシャンから、ミント・コンデション(クリス・デイヴ参加バンド)のストークリー、女性ラッパーらをゲストに迎えたフレッシュな面々が集結。ジャズとR&B界をつなぐ重要作!
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A
Art Official AgePrince
2014年10月リリース。1978年のデビュー以来、圧倒的なカリスマ性で多くのファンを持つプリンス。単独名義の最新作は初期のプリンスを思わせる音質とセンス溢れるメロディが魅力。当時のファンから、リアルタイムを知らない世代にもアピールできるリッチなサウンドが楽しめる。 時代にマッチしたファッショナブルな存在感も健在!
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B
Where Does This DoorMayer Hawthorne
2013年リリース。ナードなイメージで本格派ソウル/ヒップホップ界で愛されるソウルシンガーだった彼が、ファレルやケンドリック・ラマーといったブラックミュージック界の先頭を走るアーティストと共演!過去のアンセムを取り入れたサンプリングトラックや彼のメロディセンスを活かした極上AORもあり、従来のファンにも嬉しい仕上がり!
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C
GirlPharrell Williams
2014年リリース。アカデミー賞にノミネートされた「Happy」が一押し!J.ティンバーレイクの参加など旬過ぎる今年の一枚。“ソフトになったプリンス”の異名をとるファレルは、80年代後半のニュージャックスウィング時代からプロデュースを学び、元N*E*R*Dのメンバーとしても活躍してきたキャリア豊富な大ベテラン!
ロバート・グラスパーから、
プリンスの新譜!
今月は秋らしく〜しっとりジャズ・・・と行きたいところですが、胸躍るジャズとの出会いが多くて多くて。最近も口コミでこんな新譜出てたんだ〜っていう発見もあり、気づくとジャズを入り口にいつの間にかポップ路線の音に耳が慣れてきているような今日この頃であります。ということで今月はジャズをのりしろに、ポップ路線の流行作品もいくつか取り上げてみようと思います!まずはきっかけの@。フィラデルフィアの名ドラマー、リル・ジョン・ ロバーツのデビュー作なのですが、ロバート・グラスパーが参加してるよ!という情報で発見した一枚です。調べると今年惜しまれつつ世を去ったジョージ・デュークや、ハービー・ハンコックといったジャズの巨匠たちと共演してる!さらにプリンスやスティーヴィー・ワンダー、ジャネット・ジャクソン、アース・ウィンド&ファイアーらソウル・R&B勢とのコラボレーションも経験してきた本物の実力者でした!内容もジャズらしいフレーズが飛び交うピアノやトランぺットをフィーチャーしたものから、ラップを乗せた粋なポップスまでバラエティに富んでいます。そんなタイミングで、今月プリンスが新曲Aをリリースし全米大ヒット中という話題が!今のジャズきっかけで@を聴き、その耳でAを聴いても全く違和感がないことに気づき、すごく今っぽさを痛感したのであります!
売れる秘訣は
ラッパーにあり?!
プリンスはAのリリースと同時に彼がバックアップするガールズ・バンド=サードアイガールとの連名作品(『Plectrum Electrum 』)も発表していて、2作ともトップ10入り!アルバム2作が同時にチャートインするのはおよそ10年ぶりの記録なのだとか。同時リリースを記念して開催されたイベントでは20代で最も勢いのあるラッパー、ケンドリック・ラマーとのサプライズ共演が大きな話題になりました。Dr.DreやSnoop Doggといった西海岸大物ラッパーに"西海岸の新たなキング"として認められたケンドリックは、今様々なジャンルにフィーチャーされているので要チェックです!ジョン・コルトレーンを叔父にもつプロデューサー、フライングロータスの最新作や、今回取り上げるBもその1つ。Bのメイヤー・ホーソンは、ヒップホップ〜マニアックなソウル、ファンク系ファンから支持を得るインディレーベルStones Throw Recordsから発出したシンガーでしたが、最新作で大手レーベルに移籍し、このケンドリック・ラマーの起用が話題になりました。またBで多くの楽曲のプロデュースを手がけるファレル・ウィリアムスも同じく時の人。Cは今年夏にかけてPV画像が世界中でブームになりました。彼らの参加によって、固定されたイメージのジャンルが、より広く若い層に向けてアピールできるようになってきています!
- 最終回: これぞジャズのスピリット♪
- 第34回: ヨーロッパ発の名門レーベルECM今昔♪
- 第33回: ジャズ新世代の来日ラッシュ!
- 第32回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!
- 第31回: 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.1!
- 第30回: たまには、ジャズもポップに大変身!
- 第29回: クラウド・ファウンディングって!
- 第28回: 今話題の・・・ジャズドラムVSエレクトリックミュージック!
- 第27回: ジャズ目線で勝手に(笑)FUJI ROCK FESTIVAL'14特集!
- 第26回: "今ジャズ"の注目ドラマー、クリス・デイヴ特集!
- 第25回: ユネスコのジャズ・デイ!豪華すぎる一夜!
- 第24回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?Part2♪
- 第23回: 都会の夜のBGM≪アメリカン・クラーヴェ≫って知ってる?♪
- 第22回: いますぐ見に行きたくなる♪日本のジャズ♪
- 第21回: ロバート・グラスパーのベーシスト、デリック・ホッジ。
- 第20回: ハッピーな年越しを祈って♪スウィング&ビッグバンド。
- 第19回: ちょっと気になるジャズの国 スペイン
- 第18回: 時代を映す4人の女性ヴォーカリスト♪ カントリー、ジプシー、クレオールとジャズ??
- 第17回: 誰でもわかる!?年齢別イスラエル・ジャズマン特集!
- 第16回: 現地ニューヨーク取材!ロイ・ハーグローヴやNYアヴァンギャルドな現場まで。
- 第15回: 夏フェス出演の“デヴィッド・マレイ”に迫る!
- 第14回: ラテンジャズとはいったものの・・・。
- 第13回: N.Y.の最先端を探せ!!
- 第12回: 今話題のロバート・グラスパーが参加する(&したい)注目作!
- 第11回: 大ジャズの世界遺産レーベル、ブルーノートの"今"を大特集♪
- 第10回: 大人の一週間!JAZZ WEEK TOKYO 2013特集♪
- 第09回: 新春豪華!ビッグバンド特集♪
- 第08回: 2012年リリース、日本人アーティストのオススメ作品♪
- 第07回: 晩秋とともに・・・今がアツイ!男性ヴォーカル特集♪
- 第06回: 日本のレーベル"スパイス・オブ・ライフ"を聴こう♪
- 第05回: 日本のレーベル、"ヴィーナス・レコード"特集!
- 第04回: 特集 東京JAZZ 2012!!
- 第03回: Chet Bakerを追え!
- 第02回: 梅雨のひととき…ジャズメンの第二のお仕事に想い馳せて
- 第01回: 新緑のモーニングタイムに聴きたいジャズ
- 2021年年月
「あぶらが好きさ」 - 2017年11月
「ナビブラ特集アーカイブ」 - 2015年10月
「第56回「東京名物・神田古本まつりへ行こう!」」 - 2015年09月
「残暑は汗をかいてブッ飛ばせ! 食べ比べ 酸辣湯麺」 - 2015年08月
「人の流れが神田錦町へ続々と! 憩いの広場、テラススクエアへ行こう!」 - 2015年07月
「祝8周年! 末広がりの面白さ 神保町花月」 - 2015年06月
「これなら雨の日が待ち遠しい!? 雨の日グッズ&サービスのあるお店」 - 2015年05月
「チャレンジャー達を応援! 新店舗さん、いらっしゃ〜い!」 - 2015年04月
「祝開店60周年! やっぱり「さぼうる」でサボるのが好きっ!」 - 2015年03月
「神保町の新トレンド! これってマジかぁ!? “缶バッチな人”増殖中!」 - 2015年02月
「乙女心をくすぐるスイーツパンの誘惑 メロンパン食べ比べ!」 - 2015年01月
「1年のはじまりは、ズルズルすすって、クイクイ飲もう! 新春は蕎麦屋で日本酒」