• グルメ部
    今柊二の「定食ホイホイ」
  • 読書部
    とみさわ昭仁の「古本“珍生”相談」
  • 文芸部
    ピエール大場の官能小説「路地裏のよろめき」
  • グルメ部
    高山夫妻の「おふたり処」
  • ジャズ部
    DJ大塚広子の「神保町JAZZ」
    2012〜15年掲載

DJ 大塚広子の神保町JAZZ:人気美人DJ・大塚広子が贈る、珠玉の神保町セレクト!

DJ Hiroko Otuka
幅広く柔軟なJazzの切り口と、徹底した音源追求、繊細かつ大胆なプレイを持ち味に、DJ/イベント企画、執筆活動を行う。全国各地から、スペイン、フジロックフェスティバル、BLUE NOTE TOKYO、東京ジャズフェスティバル等に出演。日本のジャズ・レーベル、「TRIO」、「somethin'else」(EMI)、「DIW」(DISK UNION)、「Venus Records」のMIXCDを監修制作する。

オフィシャルHP http://djotsuka.com

第32回 年末総集編・今を生み出すJAPAN GUIDE pt.2!

Hiroko's Selection

  • philosophy of the secret

    @
    philosophy of the secret
    Oncenth Trio

    2014年リリース。リーダー岩見継吾(b)、栗田妙子(p)、池澤龍作(ds)からなるピアノトリオで、業界人からの評価も高いミュージシャンズミュージシャン。様々な音楽性やアイデア、ユニークなサウンドを持つ新感覚ピアノトリオで、本作はオリジナル曲を中心とした3作目。私のMIX CDには「明日への光を」を収録しています!

  • Memento

    A
    Memento
    吉田サトシ

    2014年12月リリース。プロデューサーとしても注目されるギタリストの最新作。黒田卓也、クリス・バワーズ、マヤ・ハッチらを始め、本場ニューヨークを経験する新世代ミュージシャンがフィーチャーされた世界基準の今の音!ソウル、ファンク、ヒップホップが混じり合ったジャンルレスで心地よいグルーヴ感がたまりません!

  • Nothin is easy

    B
    Nothin is easy
    Ephemerals

    2014年リリース。ニューヨーク生まれパリ育ちの黒人ヴォーカリスト、Wolfと、ソウル、ジャズ、アフロビートのシーンで活躍をするメンバーたちが集まったバンド、エフェメラルズのデビュー・アルバム。先行シングルから話題を受けて、ロンドンのスタジオで録音された豪華2枚組。リミックス・バージョンも多数収録。

  • Perfect Animal

    C
    Perfect Animal
    Becca Stevens

    2014年リリース。前作よりもインディ・ロックのフィーリングが強い最新型ジャズ!フォーク/カントリー、アイリッシュ・テイストと、ブルックリン・ジャズのマナーを巧みに組み合わせた最先端のアメリカン・ミュージックとして各方面で絶賛です!彼女の透き通る歌声は唯一無二の存在。ミュージシャンたちからのオファーが絶えません!

まさに、
家事ジャズ!?

 先月に引き続き、今月も今年の総集編!最新のおすすめ作品をお届けします!ちょうど先月この場を借りてご紹介した私のMIX CD「PIECE THE NEXT」が12/17発売されました!このジャズ部で逐一取り上げてきた曲がつまった内容で本当にこの機会があってこそ。感謝です・・・。先月もその中からのおすすめ曲をご紹介しましたが、もうひとつ取り上げたいバンドがあります!わたしのライナーノーツには、「まさに"家事ジャズ"」(笑)と表現した@。第27回の"FUJI ROCK特集"でご紹介したWuja bin binでドラマーを務めている池澤龍作氏も参加するピアノトリオで、コナなファンに絶大な支持を得ているレーベル、地底レコードからのリリースです。レーベルカラーとしては中央線ジャズといえる、昔でいうとアヴァンギャルド!フリージャズ!というアングラ感たっぷりのイメージですが、時代もかわってこのオンセントリオは、20〜30代が牽引する新世代の中央線ジャズ。ちょっと雰囲気が違います。曲名に「Inn風呂」と名付け、「インプロビゼーションの意味です。(温泉ですから)」とユーモアたっぷり。上の世代にはノスタルジックに思えることが、むしろ彼らには新鮮だったり、ポップな要素がむしろ逆説的なアイロニーだったり、価値観がぐるんと廻った結果、彼らの音楽は温泉に入るように楽しめるジャズ、台所でも聴けるジャズなんです!

NYメンバーの日本人最新作と、
年末の激推し2作!

 年末も新しい作品がどんどん発売されてますが、この流れでぜひ取り上げたいのがA。お世話になっている六本木アルフィーさんから一推しミュージシャンとして教えてもらったギタリスト、吉田サトシ氏の最新作です。第25回で紹介したクリス・バワーズやブルーノートと契約した初の日本人、黒田卓也氏も参加した今旬の音!レコーディングは本場NYと、第22回で取り上げて私のCDにも収録されている音源元、amp;boxのベストな環境で行われています!更に海外からもGOODな作品が届きました。11月に発売されじわじわ話題を呼んでいるB。ヴィンテージ感溢れるポップ〜ソウル・サウンドで、実は最近ありそうでなかったテイスト。ジャズとしても楽しめる楽曲の良さが魅力です。この作品の話題から、日本でもこんなソウルフル・ヴォイスの若手がいるよとの情報が・・・!そのヴォーカリストは、河合卓人氏。彼のたぐいまれな歌声は日本でも話題になること間違いなし!これから注目です☆そして来年のBIGニュースを真っ先に!第18回で紹介した女性ヴォーカリスト、ベッカ・スティーヴンスが 1月に待望の来日を果たします!彼女の評価を決定づけた2011年作以降、待望のニューアルバムとなったのがC。ジャズの概念をネクストレベルに押し上げる話題作となりました。来年もこんな風にたくさんのニュースが生まれそう!2015年もどうぞよろしくお願いします♪


ライブ情報

  • 12/23(火) 鎌倉 Venus Cafe
  • 12/25(木) 神戸 Bar Inc
  • 12/26(金) 渋谷 The Room「PIECE THE NEXT」リリースパーティ
  • 12/27(土) お茶の水Cafe 104.5「PIECE THE NEXT」
    リリーストーク&DJイベント
  • 12/29(月) 名古屋 domina

#